1.【 旧古河庭園 】(東京都北区 2014.4.26) ★ 画像クリック拡大表示  reveal.js [ script ] 公園等 へもどる

 この庭園(面積30,780m2)は、英国風古典様式の本館を中心として、その前庭の欧風花壇及び池泉回遊式日本庭園よりなっております。もと古河氏の所有でありましたが、昭和30年4月、東京都の管理するところとなりました。
 本館及び前庭欧風花壇は、英国人ジョサイア・コンドル博士の設計によって、大正6年竣工したもので、また心字池を中心とする池泉回遊式日本庭園は、京都の庭師植治の作庭によるものでありますが、ともに和洋の様式が調和した稀にみる設計というべく、その文化財としての価値もまた大なるものがありますので、これを永く保存すると共に一般に公開するものです。
 本園は平成18年1月26日に国の名勝に指定されました。 東京都 《 外の案内板より 》

 本園は、大正8年古河家により作られたものです。本館と前庭欧風花壇は英国人ジョサイア・コンドル博士の設計であり、和風回遊式庭園部分は京都の庭師植治(小川治兵衛)の作庭による、和洋が一体となった庭園です。昭和30年より東京都が管理し、平成18年1月26日には国の名勝に指定されました。本園は大正初期を代表する庭園として貴重なものです。
 しばし都会の中での静寂をお楽しみ下さい。 東京都 《 中の案内板より 》

《 スクリプト仕様 》
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 2.【 旧古河庭園 〜 パンフレット&記念スタンプ 】   ★ 画像クリック拡大表示

 《 パンフレットの解説転記 》
 武蔵野台地の斜面と低地という地形を活かし、北側の小高い丘には洋館を建て、斜面には洋風庭園、そして低地には日本庭園を配したのが特徴です。この土地はもと明治の元勲・陸奥宗光の邸宅でしたが、宗光の次男が古河財閥の養子となった時、古河家の所有となりました(当時の建物は現存していません)。
 現在の洋館と洋風庭園の設計者は、明治から大正にかけて、鹿鳴館、ニコライ堂、旧岩崎邸庭園洋館などを手がけ、日本の建築界の発展に多大な貢献をした英国人建築家のジョサイア・コンドル(1852〜1920)です。日本庭園の作庭者は、京都の庭師・植治こと小川治兵衛(1860〜1933)で、洋風庭園にも勝るとも劣らない魅力的な名園を造りあげています。旧古河庭園は、大正初期の庭園の原型を留める貴重な存在であり、平成18(2006)年1月26日に「旧古河氏庭園」(文化財指定名称)として国の名勝に指定されました。

〔 3/63 〕 山手線(やまのてせん)「駒込」駅。「田端」駅側の改札口。

〔 4/63 〕 「旧古河庭園まで徒歩3分」の案内板。本郷通り「霜降橋(しもふりばし)」交差点付近。

〔 5/63 〕 左手は旧古河庭園の樹木。右は本郷通り。

〔 6/63 〕 「国指定名勝 都立 旧古河庭園」出入口

〔 7/63 〕 管理所(サービスセンター)。一般150円/65歳以上70円。

〔 8/63 〕 管理所前から見る洋館

〔 9/63 〕 芝生を隔てて洋館を見る

 10.【 洋館 】   ★ 画像クリック拡大表示

(1) 「芝生」の通路から (2) 「売店」付近から (3) 正面玄関側から (4) 正面玄関
(5) 正面玄関 (6) お知らせ (7) 展望台付近から
(6) 「本館見学会のお知らせ」:4月26日(土)
 館内の見学は、係の説明をお聞き頂きながら各部屋を回る、約1時間の見学会になります。
 御自由に御覧頂くことはできませんので、御了承下さいますよう、お願い申し上げます。
〔 本日の当日募集人数(往復葉書で御予約された方以外)〕
 第1回 午前10時30分〜21名/第2回 午後 1時00分〜22名
 第3回 午後 2時30分〜26名/入館料は、お一人様800円です。
 受付は、各回の15分前に行いますので、玄関の机の前に、お並びになってお待ち下さい。
 御予約の方も含めまして定員になりましたら、受付を終了させて頂きますので、御了承下さい。
 受付を済まされた方は、見学開始前の2〜3分前に、玄関前にお集まり下さい。
 財団法人 大谷美術館

〔 11/63 〕 下へおりる通路がある。右下に「茶室」入口の門が見える。売店付近にて。

〔 12/63 〕 「展望台」のあずまや。洋館へ。

〔 13/63 〕 洋館前の花壇

〔 14/63 〕 同上

〔 15/63 〕 「バラ園」。「パパ メイアン」や「ブルー ムーン」などの品種名が見られる。

〔 16/63 〕 「旧 馬小屋」

〔 17/63 〕 「馬車道」

〔 18/63 〕 「兜門」を入る

〔 19/63 〕 「渓谷」の上にある展望広場

〔 20/63 〕 展望広場のすぐ下に「渓谷」がある

 21.【 渓谷 】   ★ 画像クリック拡大表示

 この渓谷は小川治兵衛(おがわじへい)の最も力を入れた場所の一つであり、また数ある氏の作庭の中でも当庭園の渓谷風の流れは珍しい。
 まさに人工の粋(すい)を尽くした自然の描写は素晴らしい。

〔 22/63 〕 「ツツジ園」。洋館の下。

〔 23/63 〕 洋館。手前左右は「バラ園」。洋館のすぐ下、左右にも「ツツジ園」。

〔 24/63 〕 「バラ園」。展望台側から。

〔 25/63 〕 キモッコウバラ。「中国原産。4月中旬頃から開花する」とのこと。

〔 26/63 〕 「黒(くろ)ボク石積(いしづみ)」。 洋館前の階段下。

 27.【 黒(くろ)ボク石積(いしづみ)】   ★ 画像クリック拡大表示

 富士山の溶岩で、多孔質(たこうしつ)で軽く、加工もしやすい。
 山の雰囲気が出るため、主に関東で石組みとして用いられることが多いが、石垣状のものは珍しい。
( ※ 左の写真:庭園ボランティアガイドの人がツアーの人たちに案内中。「黒ボク石積」前にて)

〔 28/63 〕 「 1 奥の院型灯籠」。灯籠に番号が付いている。

 29.【 園内の灯籠 】   ★ 画像クリック拡大表示

(1) 下記参照 (2) 「書庫」付近にて (3) 「茶室」付近にて (4) 7 濡鷺型灯籠
(1) 《 11 奥の院型灯籠(おくのいんがた とうろう) 》:灯袋(ひぶくろ)に牡丹・唐獅子・雲・七宝透(しっぽうす)かしを、中台(ちゅうだい)に十二支を、基礎に波に千鳥又は波に兎を刻んでいる。4と同じ奈良の春日大社の奥の院にあるものを本家として発展した。
(4) 《 7 濡鷺型灯籠(ぬれさぎがた とうろう)》:他(ほか)の形式に比べて笠が厚く、むくり(反(そ)り)が無い。図柄は「濡れ」を文字で「鷺」を絵で表現するか、「濡鷺(ぬれさぎ)」を文字で表現する2種類がある。
(5) 雪見灯籠
(6) 島の中の灯籠
(7) 4 春日型灯籠
(8) 3 泰平型灯籠
(7) 《 4 春日型灯籠(かすががた とうろう)》:灯籠では最も多い形式であり、六尺(1m80cm)を標準とする。図柄は名の由来となっている奈良の春日大社の神獣(しんじゅう)である鹿と鳥居を組み合わせたものが特徴である。
(8) 《 3 泰平型灯籠(たいへいがた とうろう)》:名前の如くどっしりとした形で、蕨手(わらびて)(笠の縁が蕨の様に渦巻状に反ったもの)は角柱(かくちゅう)の様にごつごつし、竿(さお)は太く節(ふし)も3つある。

〔 30/63 〕 「心字池」

〔 31/63 〕 島と島を結ぶ石橋

〔 32/63 〕 石橋左手の島

〔 33/63 〕 「大滝」

 34.【 大滝(おおたき)】   ★ 画像クリック拡大表示

 この滝は、本郷台地と低地の斜面を巧みに利用した、小川治兵衛(おがわじへい)の最も力を入れた場所の一つであり、滝壺まで20m落ちる景観は氏の作風の中でも珍しく丘陵幽玄の境地を遺憾なく発揮している。
( ※「大滝の設備保全のため4月23日(水)〜26日(土)の期間、運用を停止します」のお知らせが出ている)

〔 35/63 〕 モミジ(イロハモミジかオオモミジと思われる)・カエデ科

〔 36/63 〕 すぐ上に「茶室」がある

〔 37/63 〕 「崩石積(くずれいしづみ)」

 38.【 崩石積(くずれいしづみ)】   ★ 画像クリック拡大表示

 石を垂直に積む方法は数あるが、これは京都で発達した伝統的な工法である。
 石と石が噛み合って崩れそうで崩れない姿が美しいとされる。
 当庭園においても小川治兵衛(おがわじへい)の力作となっている。

〔 39/63 〕 茶室へ

〔 40/63 〕 茶室入口の門。「抹茶(一服 500円)を召し上がる方のみ入場可」。

〔 41/63 〕 「書庫」

〔 42/63 〕 書庫のすぐ下にある住居

〔 43/63 〕 心字池へ

〔 44/63 〕 木々の間に茶室が見える

〔 45/63 〕 同上。落ち着いた佇まい。

〔 46/63 〕 「雪見灯籠」

〔 47/63 〕 心字池の様子

〔 48/63 〕 「 8 十五層塔」。「見晴台」にて。

 49.【 8 十五層塔(じゅうごそうとう)】   ★ 画像クリック拡大表示

 その語源はスツーバ(積み重ね)からきていて、現地では仏塔の一種として信仰を集めているが、日本でも石塔(せきとう)は塔婆(とうば)と同じ考え方で用いられ共通性がある。奇数積(きすうづみ)が原則。

〔 50/63 〕 庭園南側にて

〔 51/63 〕 「枯滝(かれたき)」

 52.【 枯滝(かれたき)】   ★ 画像クリック拡大表示

 この滝は、水を流さずにゴロタ石等の小石で水流を、青石(あおいし)等の大石(おおいし)を立てて組んで水の落ちる様子を、枯山水風に表現している。
 男性的な大滝(おおたき)に比べ、枯滝は女性的な雰囲気がある。

〔 53/63 〕 飛び石

〔 54/63 〕 庭園南側の散策路

〔 55/63 〕 「広場」

〔 56/63 〕 「裏門」。心字池にもどる。

〔 57/63 〕 石橋を渡って島へ

〔 58/63 〕 松の剪定作業中。所属を伺ったら「東京都公園協会」とのこと。

〔 59/63 〕 さらに石橋を渡る

〔 60/63 〕 ボタン(牡丹)・ボタン科

〔 61/63 〕 石橋を振り返って。洋館へ。

〔 62/63 〕 売店付近から

〔 63/63 〕 山手線「駒込」駅。「巣鴨」駅側の改札口。本郷通り沿い。

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